低重量の高反復回数の運動でも骨密度アップがアップするというニュースがありました。
成人の骨密度を8%アップする低重量高反復回数運動
●ペンシルヴェニア州立大学の研究報告
○従来の考え
・骨に最適な刺激を送るためには高強度の運動が必要とされるという前提が存在。
・多くの高齢者や身体活動習慣のない成人にとっては安全に高重量をリフティングする活動に参加するにはハードルが高い。
○今回の研究
@方法
・20人の非トレーニング熟練者(過去6ヶ月間にわたって週当たりの運動を30分未満しか行っていない)の成人を対象。
・被験者は27週間のグループエクササイズプログラムに参加し、全身のウェイト・トレーニング・ワークアウト群と、体幹部及びエアロビックトレーニングを中心としたプログラム群に大きく二分して割り当てられた。
・ウェイト群は週当たり2〜3回のボディパンププログラムを実行した。このプログラムでは、低重量高反復回数のレジスタンストレーニングであり、軽量化されたバーベルのバーと自己選択での付加分ウェイトを装着して行う事ができる、一種のサーキットトレーニングプログラムである。
※ボディパンプ
ボディトレーニングシステムのプログラムの一種。バーベルを使用し、低負荷高回数のウエイトトレーニングを行うスタジオレッスンプログラムでバーベルを使う有酸素運動である。
A結果
・ウェイト群では脚部において8%の骨密度増加が見られ、腰椎で7%、脊椎で4%の骨密度増加が見られた。一方で、体幹プログラム群では骨密度の有意な増加は見られなかった。
・閉経後女性と骨粗しょう症患者では有意に骨密度が増加し、最大29%の増加が見られた。
2015年12月03日
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