最近、減らすべきは炭水化物で脂肪は減らす必要がない、といった話を聞きますが、飽和脂肪酸はやはり減らすべきで、減らした分を精製した炭水化物に置き換えるのはNG、というニュースがありました。
バターには戻れない:心臓のためには依然飽和脂肪酸を制限すべき
●米国ハーバード大学公衆衛生大学院の研究報告
・飽和脂肪酸からの5%のエネルギー摂取を多価不飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸あるいは全粒穀物に由来する炭水化物の等価のエネルギー量で置き換えたところ、冠動脈疾患のリスクは各々25%、15%、9%低下した。
一方、それを精製穀物に由来する炭水化物あるいは糖分で置き換えても冠動脈疾患のリスクには関連が見られなかった。
・低脂肪高炭水化物は冠動脈疾患のリスクを低下させるという意味では効果がない、という事を示唆している。
・飽和脂肪酸は減らすべきだが、精製した炭水化物に置き換えるべきではない。
不飽和脂肪酸や全粒穀物に置き換えると心臓病リスクは低下する。
2015年12月09日
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