レプチンがランナーズハイに影響しているかもしれない、というニュースです。
レプチンが「ランナーズ・ハイ」に関係しているようだ
●レプチンと運動に関する以前の研究
・レプチンは脂肪細胞由来のホルモンであり、身体が十分なエネルギーを有している場合には脳に対して信号を送る機能を持っている。
・レプチンレベルが低いことは、ヒトの運動中毒やマラソンタイムの亢進、トレーニング状態と関連している。
・マウスでのランニングスピード亢進やランニング時間増加に関連していることも知られている。
●カナダ・モントリオル大学の研究者らの研究報告
・脳内のレプチンを低下させたマウスでは、回し車の自走が通常のマウスに比べて2倍多くなった。
レプチン低下によって、ランニングの報酬作用を増加させている可能性が示唆。
・レプチンレベルが低下することは、食品を求めて身体を動かそうというような本能的な働きかけを導く事によって、身体活動に対する欲求を高めることに関連していると考えられる。
・低脂肪でレプチンレベルを調整するような食事を恒常的に摂取しているようなマラソンランナーなどは、報酬作用に対する感受性が高くなり、より一層運動をする様な状態へと導いている可能性がある。
●レプチンと摂食障害に関する別の研究
・拒食症患者は脂質調整レプチンレベルが低下しており、これが焦燥感や過活動の増加に関連していると知られている。
2015年12月14日
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