軽度の飲酒でもがんのリスクが増大するかもしれない、というニュースです。
軽度から中程度の飲酒ががんのリスクを高める
●米国ハーバード大学の研究報告
・米国の大規模コホート研究の、88,084名の女性と47,881名の男性の30年以上にわたる追跡データから、アルコールに関連するがんとして、大腸がん、女性の乳がん、肝がん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がんのリスクと飲酒の関連性をみた。
・軽度から中程度の飲酒は、女性なら15gのアルコール、男性なら30gのアルコール摂取をさす。女性ならビール1缶、男性なら2缶程度である。
・全体的にみて、軽度から中程度の飲酒は、全てがんのリスクはほとんど高めないようだが、女性の場合、軽度から中程度の飲酒は、アルコールに関連するがん、主として乳がんのリスクを高めた。
アルコール関連のがんについては、男性の場合は喫煙経験者のみにリスクの上昇が認められた。
2015年12月20日
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