2015年12月24日

糖尿病患者が朝食を抜くと食後高血糖をもたらす

2型糖尿病患者が朝食を抜くと血糖スパイク(食後高血糖)をもたらす、というニュースです。

朝食を抜く糖尿病患者は、危険な血糖値の急上昇を引き起こす

●イスラエル・テルアビブ大学らの共同による報告

・クロスオーバー試験で、2型糖尿病患者22名(BMI(体格指数)28.2、平均年齢56.9歳)を対象に実施。

・2日間のコースで、朝食はミルク、ツナ、パン、チョコレートバーとした。そして昼食と夕食は、同一カロリー(700kcal)でバランスの摂れた食事が提供された。唯一の違いは、1日目、参加者は朝食を食べたが、2日目は、昼食まで断食していたという点。

・参加者が朝食を抜いた日のグルコースピークは、昼食後268 mg/dLで、夕食後は298 mg/dLだった。それに対して朝食を食べたときの昼食および夕食後の血糖値は、それぞれ192mg/dL、215 mg/dLであり、血糖スパイクが抑えられていた。

朝食を抜いた方が、摂取するカロリーは少ないため減量につながるだろうと思われがちだが、2型糖尿病患者が朝食を抜くと、抜かなかった場合と比べて、同じ食事を摂取しても、その後の血糖上昇が急激で、血糖スパイク(食後高血糖)をもたらした。

○膵臓のβ細胞の"メモリ"を改善

・インスリンを産生する膵臓のβ細胞は、夕食と翌日の昼食の間、空腹の時間が長期間におよぶと"メモリ"を失う、すなわち、それらはインスリンを分泌するという重要な役割を"忘れる"ということ。

それゆえ、昼食後に膵臓β細胞が回復するためのさらなる追加時間を要する。そして縮小し遅延したインスリン反応を引き起こし、終日の血糖レベルの著しい上昇が惹起される。

・もう一つの要因は、昼食までの空腹時間が長いと、血中の遊離脂肪酸が増加し、血中のグルコースレベルの減少にインスリンが関与しているという。

・この研究を踏まえると、朝食を抜くことがβ細胞機能に大きなダメージを与える可能性が考えられた。昼食と夕食で食べ過ぎていない場合でも、高血糖値につながる。
posted by ほのぼん at 19:00| Comment(0) | 病気予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。