AMP活性化たんぱくキナーゼ(AMPK)と呼ばれるたんぱく質が、加齢にともなって筋力や筋量を維持するかぎとなっている、というニュースです。
参考記事
加齢とともに減少する筋力をキープするカギ
●カナダ・マクマスター大学からの報告
・AMP活性化たんぱくキナーゼ(AMPK)を欠損したマウスでは、通常の中年マウスに比べて、予想以上に筋力低下が著しく進行することがわかった。
これらのマウスはもともとヒトの年齢に換算すると50歳程度の筋力及び筋量であったが、AMPKが欠損することによってヒト換算で不活動の100歳程度の筋力・筋量となっていた。
・研究者は、AMPKが加齢にともなう筋量減少や筋力低下を減弱する際に必要不可欠な機能を持っていると考えている。
●AMPKに関する他の研究の知見
・AMPKは、加齢とともに筋中で活性を低下させる。
・このAMPKの代謝的スイッチが、運動を行う事やメトフォルミンやサリチル酸など一般的に利用されている薬を利用することによってオンになることが明らかにされている。
2016年01月26日
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