マウスの実験で、オメガ6系脂肪酸が豊富でオメガ3系脂肪酸が少ない食事を与えた時、子供の脳に悪影響が見られた、というニュースです。
参考記事
妊婦の魚類の摂取が子供の脳形成に影響する
●脂肪酸と脳の機能
・オメガ6系脂肪酸、オメガ3系脂肪酸のバランスのとれた食事が脳の機能の発展を向上することは知られている。
●東北大学の大隅典子教授らの研究チームからの報告
・雌マウスにオメガ6系脂肪酸(リノール酸など、一般の植物油に含まれる)が豊富でオメガ3系脂肪酸(DHA、EPAなど、魚油に多く含まれる)が少ない食事を与えた時、子どもの脳が小さく、成人時の異常な情動行動が見られた。
・研究で用いたマウスの胎児の脳の異常は、脳細胞を形成する神経幹細胞が早期に老化することによって、引き起こされている。
早期老化は、オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の摂取量のバランスが崩れることで促進される。
・授乳初期に適切な栄養を与えた場合でも、この食事を食べた雌マウスの子どもは、高い不安状態を示した。
2016年01月27日
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