ピーナッツを含むナッツ類の摂取によって、主要な死因による死亡リスクが、ナッツを全く食べない男女に比べて有意に低かった、というニュースです。
参考記事
ナッツがヒトの寿命を延ばす可能性
●オランダ・マーストリヒト大学からの研究報告
・1986年に開始されたオランダコホート研究の55-69歳の12万人以上の男女のデータを解析した。
ナッツ類の摂取量は、ポーションサイズ(1回ごとの料理の目安量)と摂取頻度をピーナッツ、ツリーナッツ(アーモンドのように木の実になるナッツ類)、ピーナッツバターに分けて調査した。
1986年以降の全死因による死亡リスク、各種疾患による死亡リスクが解析された。
・1日少なくとも10グラムのナッツを食べる男女はいくつかの主要な死因による死亡リスクが、ナッツを全く食べない男女に比べて有意に低かった。ピーナッツバターにはそのような効果は見られなかった。
・特に大きい死亡リスクの低下が見られたのは呼吸器疾患、神経変性疾患と糖尿病による死亡リスクであり、次いでがんと心血管系疾患によるリスクだった。
・実質的に死亡リスクが低下するのは、1日平均15gのナッツを食べた場合、ということが重要。それ以上摂取してもさらに死亡リスクが低下するわけではない。
2016年02月03日
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