マウスの実験でフルクトース給餌群はグルコースと比べて体重、体脂肪が増加していた、というニュースです。
参考記事
果糖が体脂肪と運動不足と体重増加に関連
●イリノイ大学からの研究報告
・マウスを用いて摂取カロリーの中の18%をフルクトース由来となる給餌を行った群と、同じくカロリーの18%をグルコース由来となる給餌を行った群で比較した。
カロリー摂取総量、糖分からのカロリー量は両群共に均等になるように調整されていて、マウスとして必要な量が適切に給餌されていた。
・結果、フルクトース給餌群では有意に体重、肝容量、体脂肪総量がグルコース給餌群に比べて増大していた。
・フルクトース給餌マウスは体重増加が見られただけでなく、身体活動量が低下していた。体重増加が身体活動量の低下に寄与していた可能性がある。
・フルクトース給餌による生化学的な応答の変化が影響を与えている可能性についても指摘されている。グルコースと比べて、フルクトースではある種の代謝経路をバイパスして吸収されるため、結果として体脂肪合成量が増加し、脂肪組織と肝脂肪量が増大するということがわかっている。
2016年02月07日
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