男性ホルモンのテストステロン濃度が高いと前立腺肥大のリスクが増加するかもしれない、というニュースです。
参考記事
男性ホルモンは多ければ良いとは限らない
●前立腺肥大の状況
・米国では最もありふれた疾患のひとつであり、80歳以上の男性の90%以上がかかっていると推定されている。その40%は治療が必要なレベル。
●米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校からの研究報告
・ボリビアの孤立した部族であるチマネ族の約350名の成人男性における前立腺肥大の発症率を検討。
・この集団の中では、重症の前立腺肥大は検査では見つからなかった。
→チマネ族は比較的テストステロン濃度が低い状態が生涯続くことと関連?
・腹部超音波検査の結果、チマネ族男性の前立腺は有意に小さいことがわかった。同じ年代の米国男性に比べて62%も小さかった。
・全体的にテストステロン濃度が低いチマネ族の男性の中でも、相対的に濃度の高い男性(それでもかなり低い)は、相対的に前立腺が大きかった。
・低テストステロンに対抗してテストステロンのサプリメントを摂取する男性は、前立腺肥大のリスクを高める可能性がある。
2016年02月10日
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