砂糖入り飲料は、コルチゾールの分泌を抑えて脳のストレス反応を抑制し、アスパルテーム入り飲料ではそのような作用は無かった、というニュースです。
参考記事
砂糖入り飲料は、体のストレス反応を抑制する
●米国カリフォルニア大学からの研究報告
・18歳から40歳までの19人の女性を対象者として二重盲検並行比較試験において、8人にアスパルテーム入り飲料を、11名は砂糖入り飲料を朝、昼、夕食時に1杯ずつ摂取。研究期間の12日間、参加者は、フルーツジュースなどの他の甘い飲み物は飲まないよう伝えられた。
12日間の試験前後に参加者は数学の試験を行った後、機能性のあるMRIにより脳のストレス反応を測定し、唾液をサンプリングし、コルチゾールというホルモンの分泌量を測定した。
・アスパルテームを添加した飲料を飲んだグループと比較して、砂糖を添加した飲料を飲んだグループで、数学の試験時のコルチゾール量が減少した。
加えて、砂糖入の飲料のグループでは、脳の海馬(記憶力や、ストレス感受性を示す)を活性化した。海馬は、ストレスを感じるときに活動が低下する。
・心理・感情的ストレスによって砂糖の習慣的な過剰摂取が引き起こされている可能性がある。
ストレスは少ない方が良いと思うかもしれないが、適度のストレス反応は健康を保つために重要である。
2016年03月03日
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