2016年03月17日

有機の肉、牛乳の栄養素と非有機との違い

有機の肉、牛乳の栄養素と非有機の食品の栄養素とを比較した研究のニュースです。

参考記事
有機のミルクと肉について、従来のものとの違い


●先行研究

・有機作物による食品には、非有機作物よりも重要な多くの抗酸化物質が60%まで高めであり、有毒な金属カドミウムは少なめであることを示した。

●英国ニューキャッスル大学からの研究報告

・牛乳に関する196の論文、肉に関する67の論文を検討。

・非有機の食品と比較して以下の傾向があった。

 ・有機の牛乳、肉は、およそ50%多めに有益なオメガ-3脂肪酸を含み、脂肪プロファイルが望ましかった。
 ・有機肉は、心血管疾患リスクの増加に関わる2つの飽和脂肪(ミリスチン酸、パルミチン酸)濃度がわずかに低めであった。
 ・有機牛乳は、共役リノール酸(CLA)が40%多めで、鉄、ビタミンE、いくつかのカロテノイドの濃度がわずかに高かった。
 ・非有機の牛乳は、必須ミネラルのヨウ素がより多く、セレンがわずかに少なめであった。

●オメガ-3脂肪酸

・心血管疾患の減少に関連し、神経の発達と機能、免疫機能を向上させるが、食事で十分摂るのは難しい言われている。

●ヨウ素

・海藻類、特に昆布に高濃度で含まれるため、日本人はヨウ素を多く摂取している。
posted by ほのぼん at 19:00| Comment(0) | 病気予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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