アスピリンは大腸がんの予防効果がある事が知られていましたが、その効果に個人差がありました。その個人差が遺伝子変異による、というニュースです。
参考記事
アスピリンの大腸がん予防効果は遺伝子変異で異なる
●豪州、米国、カナダ、ドイツの4か国からなる国際共同研究
・8,624名の大腸がん患者と8,553名の健康な人を比較した症例対象研究。
・アスピリンもしくは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDS)の使用は大腸がんの罹患リスクを各々28%と38%低下させるという結果が得られた。
・遺伝子変異との関係を解析した結果、大部分の人がアスピリンおよびNSAIDSによって大腸がんリスクを低下させることが確認されたが、同時に一部の異なる遺伝子配列を持つ人には効果が見られないことがわかった。
効果が見られないのは25人に1人の割合で、アスピリンによってわずかにリスクが高まっていた。
2016年03月19日
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