塩分というと高血圧とすぐに思い浮かびますが、高血圧以外にも有害作用があるようです。
参考記事
お塩は内臓に影響を与えます
●米国デラウェア大学からのレビュー報告
・過剰な塩分摂取によって血圧が上昇しない場合でも、塩が血管、心臓、腎臓、脳に対する有害作用を持つ。
○塩分摂取と血圧値変化には個人差がある
・高塩分摂取期間もしくは低塩分摂取期間に血圧が上昇したり低下したりするならば、その人は食塩感受性であるとみなされる。そして塩分摂取を制限しても血圧が下降しなかったら、その人は食塩抵抗性とみなされる。
○塩分摂取で高血圧にならない人でも複数の臓器に有害作用
・塩分は、動脈の特に内皮細胞に重大な影響を及ぼしてその機能を損なう。内皮細胞は血液凝固や血小板粘着、免疫機能などに重要な役割をもっている。
・塩分は、動脈を硬くする可能性が高い。
・高塩分摂取は、左心室肥大をもたらす可能性がある。心室の壁が厚くなると可塑性が低下して健康な心臓のように力強く血液を押し出すことができなくなる。
・高塩分摂取は腎機能の低下をもたらすというエビデンスがある。この場合の血圧上昇に与える影響はごくわずかであるという。
・交感神経系にも塩分は影響し、交感神経を活性化して闘争-逃走反応に似た状態を作り出すようだ。
2016年04月02日
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