食事からビタミンCを多く摂取すると白内障の進行を抑えることができるかもしれない、というニュースです。
参考記事
ビタミンC豊富な食品で白内障の進行のリスクが3分の1減少
●英国キングス・カレッジ・ロンドンからの研究報告
・英国の女性の双子324組の双子を対象。10年後に追跡調査。
・参加者は、ビタミンCのほか、ビタミンA、B、D、E、銅、マンガン、亜鉛などの栄養素の摂取量に関して、食品に関するアンケートに答えた。
・ベースライン測定時には、ビタミンCが豊富な食事は、白内障リスクの20%低下と関連していた。10年後、より多くのビタミンCが豊富な食品を摂取すると報告した女性は、白内障の進行のリスクが33%低下していた。
ビタミンCが白内障の進行をどのように抑えるかは、抗酸化剤としての強さと関連するかもしれない。通常、眼の内部の流体には、酸化でレンズが濁るのを防ぐのに役立つビタミンCが多いが、食事からのビタミンCがより多いほど、レンズの周りの流体中に存在する量を増やせるので、余計に保護できる、と考えられる。
今回の結果では、ビタミンのサプリメントではなく、食べ物を通しての栄養の摂取に関連していた。
・白内障の進行にみられた差のうち、遺伝的要因は35%を占め、食事などの環境要因は65%を占めていた。
2016年04月06日
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