血清中のオメガ-6系脂肪酸の濃度が高い人は2型糖尿病の発症リスクが低かった、というニュースです。
参考記事
血中オメガ-6系脂肪酸濃度が高いと2型糖尿病リスクが低下
●東フィンランド大学からの研究報告
・2型糖尿病との診断がない42歳から60歳までの男性2,189人を19年間追跡調査。
・血清中のオメガ-6系多価不飽和脂肪酸の濃度が高いことが、2型糖尿病の発症リスクが46%低いことと関連することを見出した。
・様々なオメガ-6系脂肪酸の中で、リノール酸とアラキドン酸の濃度の高いと糖尿病リスク低く、γ-リノレン酸とジホモ-γ-リノレン酸の濃度が高いと、リスクは高めになるという関連がみられた。
・血清中のリノール酸の濃度は、食事で決まり、リノール酸の主な供給源は、植物油、ナッツ、種子である。
・アラキドン酸は、肉や卵に存在しているが、人体では、リノール酸からアラキドン酸を作ることもできる。
・γ-リノレン酸とジホモ-γ-リノレン酸は、主にリノール酸から人体でつくられ、血清中の濃度は、例えば、リノール酸と比較して非常に低い。
2016年04月07日
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