血中ビタミンDレベルが低いヒトは糖尿病リスクが高い、というニュースです。
参考記事
ビタミンD不足は糖尿病に関連
●ビタミンDの効果、影響
・体がカルシウムを吸収し、骨や筋肉の健康を維持するのに役立つ。
・ビタミンDは、日光を浴びることで体内で合成される。
・米国内分泌学会の声明によると、ビタミンDの非骨格系(ノンスケルタル)効果において、ビタミンD不足の人は肥満になりやすく、2型糖尿病や耐糖能障害、メタボリック・シンドロームにもなりやすい。
●マラガ大学の研究
・マラガのビルヘン・デ・ラ・ビクトリア大学病院の参加者118人、スペイン、ジローナのジョセップ・トゥルータ博士の大学病院からの参加者30人のビタミンDバイオマーカーを比較した横断研究。
・全ての参加者は、BMIならびに、"糖尿病"、"耐糖能障害"、"全くグルコース代謝障害がない"、のいずれかで分類された。
また参加者の血液中ビタミンDレベルと脂肪組織中のビタミンD受容体遺伝子の発現を測定した。
・分析の結果、グルコース代謝障害のない肥満者は、糖尿病患者よりも平均してビタミンDレベルが高かった。同様に、糖尿病か耐糖能異常のあるやせの患者は、ビタミンDレベルが低い傾向がみられたという。ビタミンDレベルは、血糖値と直接的な相関があり、BMIとは相関していなかった。
2016年04月10日
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