ラットの実験で赤ブドウやベリー類に含まれるレスベラトロールの作用で加齢に伴う記憶力の低下を防ぐことを発見、というニュースです。
参考記事
葡萄や赤ワインに含まれる化合物が記憶力の低下を防ぐ
●レスベラトロール
・赤ぶどうの皮・赤ワイン・ピーナッツ・ベリー類に含まれれ、酸化防止効果がある。
・心臓病を予防する可能性があるといわれている。
●テキサス農工大のアショク・シェティ教授による研究
・レスベラトロールを摂取しなかった対照群ラットの空間的学習能力はしっかりと維持されていたが、新しい空間的な記憶を作る能力は22-25ヶ月で大幅に低下していた。
対照的に、レスベラトロール治療群のラットは、空間学習と記憶能力と記憶の両方が改善されていた。
・レスベラトロール治療群のラットの神経新生(神経細胞の成長と発展)は対照ラットに比べ、倍増していた。レスベラトロール治療群のラットはまた、微小血管系が有意に改善されていたため、血流が改善され海馬における慢性炎症レベルが低かった。
・本研究により、レスベラトロールによる治療は老齢ラットにおける学習・記憶・気分の機能に効果があることが示された。
2016年04月13日
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