2016年04月20日

1日1〜2杯のコーヒーでも大腸がんのリスク低下?

1日1〜2杯のコーヒー摂取でも大腸がんのリスクが有意に低下した、というニュースです。

参考記事
コーヒーで大腸がんリスクが低下


●米国南カリフォルニア大学からの研究報告

・過去6か月以内の大腸がんと診断された5,100名以上の男女を、大腸がんと診断されたことのない4,000名の男女と比較する症例対照試験を実施。

・対象者は摂取したコーヒーの種類が、煮出し(エスプレッソ)、インスタント、デカフェ(脱カフェイン)、フィルターかどうかとその量、それ以外の飲料について回答した。また、がんの家族歴、食生活、身体活動、喫煙などについても調べられた。

・データ解析の結果、ほどほどのコーヒー摂取(1日1-2杯)であっても、種々の因子を調整後、大腸がんの発症リスクが26%低下することが明らかになった。

1日2.5杯以上のコーヒーを摂取する者では発症リスクは50%低下した。

リスクの低下は全てのタイプのコーヒーで見られた。

デカフェにも効果があった。

・コーヒーには、大腸の健康維持に役立つ多くの成分が含まれており、それらが複合されて保護効果が表れると研究者は考えている。

カフェインとポリフェノールは抗酸化物質として作用し、大腸がん細胞の成長を制限、焙煎中に発生するメラノイジンは結腸の運動性を促進、ジテルペンは身体の酸化的損傷に対する防御反応を促進する、などの効果が考えられる。
posted by ほのぼん at 18:28| Comment(0) | 病気予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。