食品のグリセミックインデックス(GI)が心疾患と糖尿病予防に対する効果を調べる介入試験を行ったが、GIによって結果に違いはなかったというニュースです。
参考記事
グリセミックインデックスなんて怖くない
●ジョンズ・ホプキンス大学とハーヴァード大学医学大学院からの報告
・食品のGI値の心疾患と糖尿病予防に対する効果を調べる介入試験をおこなった。
総エネルギー量は同じで、炭水化物量が多い食事と少ない食事のそれぞれについて、GI値が高い食事と低い食事の全部で4種類の食事が設定された。
対象者は過体重で正常血圧の163名で、ランダムに4種類のうちの1つを割り当てられて、1日1食を研究センターで食べて残りの2食は自宅で食べ、5週間後に食事の種類を交換した。
生化学検査として、血圧、インスリン感受性、HDL、LDLを測定した。
・その結果、GI値の高い食品と低い食品で違いはなく、心疾患のリスク因子や糖尿病予防に対する効果も見られなかった。
・低GI食品と体重コントロールについての論文を詳細に調べたが、低GI食品が体重を減量して維持するのに効果的だったという根拠には一貫性がなかった。
2016年05月07日
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