体重増加に伴って脂肪細胞で作られるレプチンが血圧を高める作用をするようだ、というニュースです。
参考記事
レプチンは肥満を高血圧と結び付けます
●体重増加と高血圧
・高血圧は肥満の良く知られた合併症のひとつと言われていて、体重増加は高血圧と心血管疾患の主要なリスク因子のひとつであるが、さまざまな因子が関わっており、体重と血圧をつなぐ連関は明確には分かっていない。
●レプチンと脂肪細胞
・レプチンは脂肪細胞で作られ血流中を循環して脳に到達する。
エネルギー消費と空腹感を調節してエネルギーを保存するため、満腹ホルモンとも呼ばれる。
●豪州モナシュ大学と英国ケンブリッジ大学からの研究報告
・マウスとヒトを対象に、レプチンの生産と代謝が両者をつなぐ鍵ではないかと考え検討を行った。
・正常なレプチンの信号が、マウスが高脂肪食で肥満するにつれて血圧の上昇を引き起こすことを明らかにした。
しかし、レプチンを欠く、あるいは脳のレプチン受容体を欠くマウスにはこのような現象はみられなかった。
・体重増加に伴って、脂肪細胞から分泌されるホルモンであるレプチンが血圧を高める働きをしている、と考えられる。
2016年05月18日
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