前糖尿病(糖尿病予備軍)高齢者の朝食にウコン1gを追加したところ、ワーキングメモリが向上した、というニュースです。
参考記事
ウコンな朝食で記憶力がアップする!?
●オーストラリアのモナシュ大学モナシュ・アジア研究所による研究。
・糖尿病前症と診断されたが、まだ治療を施していない60才以上の台湾の男女のワーキングメモリをテストした。
ワーキングメモリは、最も重要な精神的能力であり、計画・問題解決・推論といった認知能力に重要な能力な一つであると考えられている。ワーキングメモリの評価は簡便ではあるが、認知・今後の障害や認知症の予測の評価に非常に有用。
プラセボ対照試験で、参加者は白パンの朝食にウコン1gを与えられた。食事の前と、食後数時間後にワーキングメモリをテストした。
・その結果、朝食にほんの少しターメリックを添加しただけで、前糖尿病高齢者のワーキングメモリの向上が6時間以上持続していた。
ウコンは特にアジアにおいて、料理に使用されている。その特徴的な黄色はクルクミンによるものであるが、ウコンの3-6%を占めており、実験研究により認知症のリスクを低減することが示されている。
2016年05月31日
この記事へのコメント
コメントを書く