ヨーロッパの観察研究で、長期のシフト兼務を行っていた人は認知能力に関するスコアが低下していた、というニュースです。
参考記事
長期的なシフト勤務で“脳力”が損なわれる
●シフト勤務の健康に対する影響
・シフト勤務は慢性的時差ぼけのように、身体の内部クロック(概日リズム)を崩すことで知られおり、潰瘍・心血管疾患・メタボリックシンドローム・がんなど様々な健康問題に関連付けられている。
●フランス・英国・スウェーデン・モナコの多施設共同研究
・1996年、2001年、2006年の3時点において、様々な分野で働いているもしくは退職した3,000人以上の参加者の認知能力を追跡した。
参加者のちょうど半分(1,484名)が、年に少なくとも50日間シフト勤務をしていた。
参加者は、長期的短期的記憶・処理速度・全体的な認知能力を評価するための第一回目のテストをした時に、 ちょうど32才・42才・52才・62才だった。
・シフト勤務をしていた人は、通常の勤務時間に働いていた 人よりも、記憶・処理速度・全体的な脳力に関するスコアが低かった。
シフト勤務をしたことがなかった人と比較して、10年以上シフト勤務をしていた人は、6.5年分の認知機能低下に相当するほど全体的な認知・記憶スコアが低かった。
シフト勤務を停止した後に認知能力を回復することが可能であるが、それには5年はかかるようだ。
・本研究は観察研究で、原因と結果について明確な結論を引き出すことはできないが、シフト勤務の結果としての体内時計の混乱が生理学的なストレス要因を引き起こし、それが脳の機能に影響を与えるのだろうと研究者は推測している。
2016年06月06日
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