飽和脂肪酸や炭水化物の代わりにリノール酸からエネルギーを摂取すると冠動脈疾患のリスクが低下した、というニュースです。
参考記事
飽和脂肪酸をリノール酸にすると心臓病リスクは低下する
●米国ハーヴァード大学からの研究報告
・系統的レビューとメタ分析によって冠動脈疾患のリスクに対するリノール酸の摂取効果を検討した。13件のコホート研究が対象で、対象者総数は310,602名、12,479件の冠動脈疾患事象と5,882件の冠動脈疾患死が含まれていた。
・解析の結果、食事からのリノール酸の摂取には、冠動脈疾患のリスクと負の相関関係が、用量依存的に認められた。
最も摂取の低い人々に比べて、最も摂取の高かった人々では、食事からのリノール酸の摂取は、冠動脈疾患のリスクが15%低く、冠動脈疾患死のリスクは21%低かった。
これらの結果は、喫煙や食物繊維などほかの一般的な冠動脈疾患のリスク因子とは独立していた。
2016年06月07日
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