2016年06月08日

運動によって13種のがんのリスク低下

欧米の大規模統計調査の分析をしたところ、運動によって13種のがんのリスクが低下していた、というニュースです。

参考記事
身体活動は多くのがんのリスクを低下する


●米国国立がん研究所からの報告

・欧米国の12のコホート研究の中で、で1987-2004年の間に、身体活動を自己申告したデータのプール解析を行った。具体的には、余暇の身体活動レベルと26種類のがんの発症との関連を分析した。

対象者は、140万人であり、平均11年間の追跡期間に、18万6,932名ががんを発症した。

・余暇の高い身体活動レベルの運動を行っていた者は、低い者に比べ26種類のうち13種類のがん(食道線がん、肝臓がん、肺がん、腎臓がん、胃がん、子宮がん、骨髄性白血病、骨髄腫、大腸がん、頭頸部、直腸がん、膀胱がん、乳がん)の発症率が低かった。

体格や喫煙歴を調整した後でも高い身体活動レベルの運動とがんの予防効果が見られた。

全てのがんに対しても、がんの発症率は7%低下した。

身体活動レベルは前立腺がんを5%高め、悪性黒色腫を27%高めた。これは、米国の紫外線レベルが高い地域で関連が認められたが、低い地域では関連がなかったことが示された。

・研究者らは限界点として、食事や喫煙などの他の要因の影響を指摘している。
posted by ほのぼん at 18:30| Comment(0) | 病気予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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