シフト勤務をしている客室乗務員に対する調査で、人工光による概日リズムの乱れと乳がんのリスクに対する影響を調べた研究に関するニュースです。
参考記事
体内時計の混乱で、乳がんリスクが高まる
●概日リズムの乱れの影響
・慢性的にシフト勤務をしている人や、時差が出るようなフライトに頻繁に乗るなどの概日リズムの乱れは、肥満・糖尿病・がん・心血管疾患を含む広範囲の疾患に関連している。
●ジョージア大学による研究
・昼夜の両方のシフトで働く客室乗務員の乳がんについて検討した。客室乗務員は光の影響を非常に受け、概日リズムを壊されやすい労働者グループの代表である。
・その結果、客室乗務員としての雇用と、乳がんリスクの増加は関連していた。
・ヒトは概日リズムの調節に役立つホルモンであるメラトニンを自然に分泌するが、睡眠-覚醒サイクルが人工光によって破壊されると、メラトニン分泌が悪影響を受けると考えられる。
2016年06月15日
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