朝食の欠食者は、食品による報酬感を調節する脳内のドパミンレベルが低く、過食を引き起こしやすい、というニュースです。
参考記事
朝食が脳を刺激する
●ミズーリ大学(MU)による研究
・20名の健康な女性(平均年齢19歳、平均BMI28.6)を対象としたクロスオーバーデザインのランダム化臨床試験。
・様々な種類の朝食が参加者のドパミンレベルに及ぼす影響を検討した。
ドパミンは、食べることにより放出が始まり、それにより、食品による報酬感が刺激される。報酬応答は、食物摂取を調節する手助けとなる為、摂食に大切な要素である。
・朝食、特にタンパク質が豊富な食事を食べると、若い成人の報酬の感情と関連する脳内化学物質のレベルを増加するため、一日の後半の食物に対する欲望や過食を減少させることができることを見出した。
高タンパク質の朝食は、高脂肪食品への欲望も減退させていた。一方朝食を摂らないと、この欲求は一日中上がりっ放しとなる。
・ドパミンレベルは過体重・肥満の個人では鈍くなっている。そのため、報酬感情を引き出すために、食事という刺激をより必要とする。これと似たような反応が、朝食欠食者に見られた。
2016年06月16日
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