運動によって注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状が緩和する可能性がある、というニュースです。
参考記事
運動はADHD対処の一助となる可能性
●ジョージア大学からの報告
・ADHD症状が重い32人の若年成人男性を対象とした実験を行なった。
対象者には、ある1日に運動(20分間、中程度の強度でエアロバイクをこぐ)を、また比較のため別の日には休息(20分間、座位で休息した状態)をしてもらった。
なお、それぞれの動作前後には集中力を必要とする課題を行ってもらった。そして、研究者は下腿の動き、気分、注意力、自己申告による課題へのやる気を調査した。
・その結果、対象者が"課題をしたい"と感じたのは、運動後のみであった。対象者らは、運動後に、混乱する気持ちと疲労感が少なく、やる気を感じたという。
・今回の結果は、ADHDの症状を有する若年成人が、短期のトレーニングから心理学的な有益性を得る可能性を示唆している。
2016年06月23日
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