プラスチックに含まれる内分泌攪乱物質と目されるフタル酸エステルに対する暴露が多いと血中の男性ホルモン濃度が低い傾向があった、というニュースです。
参考記事
内分泌攪乱物質のせいで男性ホルモンが低下?
●米国ミシガン大学からの研究報告
・米国国民健康栄養調査2011-2012のデータから2,208名の尿検体を分析し、フタル酸エステルの代謝産物13種を測定した。各々の参加者のテストステロン濃度は血液検体で測定した。
・その結果、フタル酸エステルへの曝露と血中テストステロン濃度には逆相関がすべての年代において見られることを発見した。
40-60歳の女性では、フタル酸エステルの上昇は、テストステロン濃度の10.8-24%の減少を引き起こした。
6-12歳の少年では、ジ(2-エチルヘキシル)フタレートあるいはDEHPと呼ばれるフタル酸エステルの代謝産物の上昇と共に、テストステロン濃度は24-34.1%も低下した。
2016年07月02日
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