ストレスによってテロメア長が短くなりやすいが、健康的な食生活、睡眠などを行っている人は短縮の度合いが少なくなる、というニュースです。
参考記事
健康的な生活がストレスによる細胞の老化を抑える
●米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究
・身体活動や健康的な食生活、睡眠の質といった健康行動がテロメアに及ぼす影響を、239名の喫煙しない閉経後女性を対象に調査した。
参加者は、調査の最初と一年後の終了時に採血され、テロメアの長さが測定された。また、1年間の間、起こったストレスフルな出来事を報告した。
・その結果、健康行動の少ない女性においては、極めてストレスフルな出来事に遭遇した場合、テロメア長が1年の間に有意に短縮することがわかったという。しかし、健康行動を実践している女性の場合には、ストレスフルな出来事によって有意にテロメア長が短縮することはなかった。
ストレスフルな出来事は免疫細胞の加齢を促進する可能性が成人では高くなり、免疫細胞の老化を抑えるためには、活発できちんと食べ、そしてよく眠ることがきわめて重要であることが示唆された。
2016年07月06日
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