有機作物は、従来農法の作物と比べポリフェノールなどの抗酸化物質を多く含むようだ、というニュースです。
参考記事
有機農業には栄養・食品安全上の利点がある
●ニューカッスル大学その他による国際共同研究
・343件の査読論文を検討し、果物・野菜・穀物など有機作物と、従来農法作物の栄養品質と安全性をメタ分析により比較した。
・分析の結果、有機作物はその特殊な栽培法により、栄養上の恩恵が多いことが明らかとなった。全体として、有機作物は抗酸化物質の濃度が18-69%高かった。
従来作物は、高レベルの合成窒素に触れることが多く、糖やでんぷんを生産するために余分な資源を必要とする。その結果、作物の収穫部分に健康を促進する抗酸化物質を含む栄養素の濃度が低くなるという。
一方、有機作物は合成化学農薬がないため害虫の攻撃や災害から身を守るために、フェノールやポリフェノールを多く生成しようとするという。
2016年07月10日
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