マウスを使った実験で、カロリー制限食によってトリプルネガティブ乳がんの転移の予防に効果があった、というニュースです。
参考記事
食事でがん転移を防げ
●トリプルネガティブ乳がん
・多くの乳がんの発症と増殖に関わる3つの受容体とは関係しない乳がんのことで、乳がん患者の10-15%を占めるとされる。
・薬物療法が効きにくい特徴を持っており、そのため、他のタイプの乳がんより予後が悪いとされる。
また、乳がん患者は治療の副作用で体重が増加しやすく、体重が増えるほど経過が悪化しやすいといわれている。
●米国トーマス・ジェファーソン大学の研究報告
・トリプルネガティブ乳がんのモデルマウスを用いた実験を行った。
・マウスが自由に食事を食べられるときに比べて30%減にしたエネルギー制限食を与えたところ、がん細胞のマイクロRNA(miR 17/20)の産生を減少させることがわかった。なお、これらのマイクロRNAは、トリプルネガティブ乳がんの転移時に増加することもわかっている。
2016年07月24日
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