2016年08月30日

低AGEs食品でインスリン抵抗性が改善

低AGEs食品を食べていると高AGEs食品と比べてインスリン抵抗性が改善された、というニュースです。

参考記事
乾燥加熱調理品を避ければ糖尿病が予防できるかも

●AGEs(終末糖化産物)とは?

・乾燥加熱調理(ドライヒートクッキング、グリル、フライ、ベーキング)で一般的に生成する副産物。

●先行研究

・体内の高濃度のAGEsと前糖尿病状態であるインスリン抵抗性の上昇やアルツハイマー病のリスク因子の上昇などとの関連が示唆されていた。

●米国マウントサイナイ医科大学からの研究報告

・対象者をランダムに2群に分け1年かけて実験を実施した。

この間一方(61名)にはAGEsを大量に含む典型的な高AGEs食、もう一方(70名)には低AGEs食を食べてもらった。

低AGEs食群は、食品をグリル(焼く)、フライ(揚げる)、ベーキング(焼く)ことを避け、ポーチング(茹でる)、シチューイング(煮る)、スチーミング(蒸す)するように指導された。

・その結果、両群とも開始時のインスリン抵抗性はほぼ同じ状態だったが、終了時には、低AGEs食群はインスリン抵抗性が有意に改善されていた。わずかに体重も下がり、体内のAGEs濃度も低下していた。
posted by ほのぼん at 19:00| Comment(0) | 病気予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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