フラボン、アントシアニンなどフラボノイドを多く含む食品を食べると2型糖尿病のリスクが低下するかもしれない、というニュースです。
参考記事
野いちごを食べて糖尿病を予防しよう。
●英国イースト・アングリア大学などによる研究報告
・1997年、18-76 才の健康な女性2000人を対象に大規模な横断的調査を行った。
フラボノイドを下位6群に分け、食事からの摂取量を評価するようにデザインされたアンケートを実施し、血液サンプルを分析して血糖値と炎症反応などを測定した。2型糖尿病の指標となるインスリン抵抗性は空腹時インシュリンおよび血糖値の両方を考慮して評価した。
この研究では、フラボノイドの中でもフラボンとアントシアニンに注目した。フラボンはパセリ、タイム、セロリなど緑の野菜に多く、アントシアニンはベリー、赤ブドウ、ワインなど赤から紫の野菜に多い。
・結果、アントシアニンとフラボンを多く摂取している人たちのインスリン抵抗性が低くなっていることが分かった。
また、アントシアニン摂取が多い群は糖尿病、肥満、心疾患およびがんを含む多くの疾病に関与する慢性炎症のリスクが低く、フラボン摂取が多い群は血糖値代謝を調節するタンパク質(アディポネクチン)のレベルを改善することも明らかになった。
2016年09月05日
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