過剰な体重、肥満と関連するがんの種類に関するニュースです。
参考記事
過剰な体重は、新たな8種類のがんと関連
●従来の過剰な体重とがんとの関連のエビデンス
・2002年、過剰な体重と結腸がん、食道がん、腎臓がん、乳がん、子宮がんの高リスクが関連する十分なエビデンスを見出した。
●ワシントン医科大学からの報告
・調査結果は、世界保健機関(WHO)のがん専門研究機関である国際がん研究機関(IARC)により分析さされた過剰な体重とがんリスクに関する1,000以上の研究のレビューに基づいている。
・研究者らは、過剰な体重・肥満に関連する更なる8種類のがん(胃、肝臓、胆嚢、膵臓、卵巣、髄膜腫(脳腫瘍の一種)、甲状腺がん、血液がんである多発性骨髄腫)を特定した。
新たに拡張されたリストのがんの多くに関し、研究者らは、正の量−反応関係(より高いBMIで、がんリスクがより高い)を指摘した。
過剰な体重に関連したがんリスクは、男女とも同様であり、データが利用可能であった北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東のような地理的領域において、一貫していた。
・過体重もしくは肥満であることががんリスクを増加させる理由については多くの要因があるが、研究者は以下を指摘している。過剰な脂肪は、エストロゲン、テストステロン、インスリンの過剰産生につながり、炎症を促進するが、これら全ては、がんの成長を引き起こす可能性がある。
2016年09月08日
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