グリセミックインデックス(GI)の値は、同じ食品を食べた場合においても個体内、個体間でバラつきが大きかった、というニュースです。
参考記事
グリセミックインデックスは血糖反応の指標には不適当
●米国タフツ大学USDA人間栄養学加齢研究センターからの報告
・63名の健康な成人を対象に、ランダム化対照試験によって繰り返し白パン摂取後の血糖値の変化を計測した。
・その結果、3種類(低、中、高)の範囲にわたるGI値を観察した。これは誰かがが同じ食品の同じ量を3回食べたとしても1回目には低GIだった食品が2回目には高GIになるなど、同じ反応を示さず、変動が大きかった。
この変動の原因の一部は、インスリンインデックスと初期ヘモグロビンA1cに起因するもののようであり、それはGIが個人の代謝反応性に大きく依存することを意味するという。
・今回の試験の結果得られた白パンの平均GI値は62であったが、個体内で20%、個体間で25%のバラつきがみられた。
今回の試験の結果得られた白パンの平均GI値は62であったが、個体内のバラつきは2回の測定で60以上値が変わった参加者もいた。
個体間のバラつきについては、22名の参加者ではGI値は35-55の低GI値、23名の参加者では、57-67の中GI値、18名の参加者では70-103の高GI値を示したという。
2016年09月10日
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