2016年10月24日

たんぱく質を過剰摂取すると減量してもインスリン感受性が改善しない?

たんぱく質を過剰に摂取しながら減量した女性では、インスリン感受性が改善しなかった、というニュースです。

参考記事
高たんぱく質の食事は、減量の代謝効果を抑制する!?

●米国ワシントン大学からの研究報告

・閉経後の年齢が50〜65歳の肥満女性34人を対象とした。参加者の女性は全員、BMIが30以上であった。これはかなりの肥満であるが、糖尿病の者はいなかった。

参加者は、28週間の調査において、3つのグループに無作為に割当てられた。1つめの対照群の女性は、体重を維持するように依頼された。2つめのグループの女性は、減量食を食べたが、減量食には1日当たり推奨量と同量のたんぱく質(体重1kg当たり0.8g)が含まれていた。

3つめのグループの女性は、体重が減るようにデザインされた食事を食べたが、より多くのたんぱく質(体重1kg当たり1.2g)を摂取した。

・その結果、推奨量のたんぱく質を摂取した2つめのグループの女性には、インスリン感受性の25〜30%の改善につながる、代謝における大きな効果があった。このような改善は、糖尿病や心血管疾患のリスクを低下させる。一方、高たんぱくの食事を食べた3つめのグループの女性に、このような改善はみられなかった。
posted by ほのぼん at 19:00| Comment(0) | 病気予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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