カルシウムサプリメントの安全性に関するニュースです。
参考記事
カルシウムとビタミンDサプリメントに関する新ガイドライン
●タフツ医科大学の研究
・無作為試験や前向きコホート研究のレビューを行った。レビューに用いられた研究は計31件で、うち無作為試験が4件あった。
・27件のコホート研究においては、カルシウムの総摂取量、食品由来摂取量、サプリメント由来の摂取量のいずれも、心血管疾患や脳血管障害と死亡率、全ての死因による死亡率との関連性はみられなかった。
なお、食品のみによってカルシウムの摂取量が過剰になることはほとんどないのだが、サプリメントによる安全性は懸念されている。
・レビューに含まれている、サプリメントに特化した3件の試験のうち、カルシウムサプリメントと心血管疾患について統計的に有意な影響があったとするものはなかった。
・心血管イベントのリスクや死亡率については、カルシウムサプリメントを単独で摂取した群とカルシウム+ビタミンDサプリメントを摂った群は、対照群に比べて統計的に有意な差は見られなかった。
2016年10月31日
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