有酸素性運動と瞑想を組み合わせて行う事によって、うつ症状が軽減できるかもしれないというニュースです。
参考記事
運動と瞑想でうつに打ち勝つ
●ラトガーズ大学からの研究報告
・ラトガーズの男女学生でうつ傾向に悩まされている者22人と、精神衛生状態が健全である者30人を対象に8週間のプログラムを実施した。
・その結果、これらの被験者はうつ症状がより少なくなったことを報告し、また以前は見られていたような、否定的状況について心配しながら過ごすというような時間も少なくすることが出来た。
・被験者は最初30分間の集中した瞑想を行い、ついで30分の有酸素運動を行ったという。被験者らは思考が過去のことや将来のことに引きづられるような感じがしたら、呼吸動作に意識を集中するように指示された。こうすることによって、うつ患者は注意が瞬間瞬間で変わりつつあることを受け入れられるようになる。
この、精神と身体を組み合わせた活動を週当たり2回、2ヶ月にわたっておこなうだけで、うつの学生の症状を40%軽減することができたという。
・専門家によれば、人において神経新生は未だ観察されていないものの、動物実験モデルで有酸素運動を行う事によって海馬の神経新生を増大させる事、また努力的学習がこれらの神経細胞を維持するのに役立つことが明らかになっていると指摘する。
2016年12月15日
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