生活において高い目的意識を持っていたり、生きがいのある高齢者は、相対的に死亡リスクが低かったというニュースです。
参考記事
目的意識は低い死亡率および心血管リスクと関連
●米国マウント・サイナイ・セイント・ルークス・ルーズベルト病院からの研究報告
・メタ分析という手法を用いて、生活での目的と、死亡リスクまたは心血管疾患リスクとの関係を評価した先行研究のデータを再解析した。
分析には、主に米国や日本の10件の研究から136,000人以上の参加者のデータが含まれていた。
米国の研究では、生活での目的や意義、または"他の人の役に立つこと" を評価していた。日本の研究では、"生きている価値がある生活"と訳される「生きがい(ikigai)」の概念を評価していた。
参加者は、平均年齢が67歳で、平均で7年間追跡された。
・その結果、生活において高い目的意識を持つ参加者の死亡リスクが低いことを示した。他の要因を調整した後、死亡率は、強い目的意識、すなわち生きがいを報告した参加者では約5分の1低かった。
生活における高い目的意識は、心血管イベントのリスクがより低いことにも関連していた。
2016年12月17日
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