レジスタンストレーニングによって骨に対して負荷をかけると、骨形成が促進され、骨粗しょう症の予防に期待できる、というニュースです。
参考記事
過重負荷運動は男性の骨形成を促進
●ミズーリ大学からの研究報告
・25〜60歳の男性で骨量が低い者を2群に分けて検討した。
第1群ではランジやスクワットなどのウェイトトレーニングをフリーウェイトを用いて行わせ、第2群ではシングルレッグ、ダブルレッグでの様々な種類のジャンプ運動を行わせた。
12ヶ月間これらの運動を実行した後、血中の骨形成に関連するマーカーとなるたんぱく質やホルモンを測定した。
・その結果、両群ともに、骨形成阻害作用を持っている骨中たんぱくスクレロスチンの分泌量が低下し、骨成長に関わるホルモンであるIGF-1が増加するということが明らかとなった。
・骨量を増大し骨粗しょう症を予防するために、研究者らは骨の健康にターゲットを絞った特定の運動を行う事を推奨している。スイミングやサイクリングなどは全般的な健康維持のために有益であるが、これらの運動は骨に対して負荷を加えないという点で、骨格を強化することは期待できない。本研究で用いられたようなレジスタンストレーニングが推奨される。
2017年03月31日
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