有酸素運動によって海馬の一部の領域のサイズの増加が見られ、加齢に伴う脳容量の減少を抑制する効果があるかもしれない、というニュースです。
参考記事
運動で脳容量が増加する
●豪州西シドニー大学による研究
・14件の臨床研究をシステマティック・レヴューで検討。737人の脳スキャン画像で検討。
ステーショナリーバイクやサイクリング、ウォーキングやトレッドミルなど有酸素性運動の効果を検討し、介入期間はそれぞれ3ヶ月から24ヶ月にわたった。
・その結果、全体としては、運動は海馬体の総容量に対する増加作用が見られたわけではないものの、ヒトの海馬体左領域のサイズを増加させていることが有意に示唆される内容であった。
・研究者は、運動を行う際には脳の中に脳由来神経成長因子(BDNF)と呼ばれる化学物質が生成され、これが加齢に伴う脳機能の低下を抑制するように機能しているようである、指摘している。
2017年11月25日
この記事へのコメント
コメントを書く