2017年12月02日

肌の老化と紫外線暴露、遺伝子パタンの発現との関連

肌の老化に対する紫外線、遺伝子パタンの発現の影響、若く見える人とそうでない人とどのように異なるのか、などについて調べた研究のニュースです。

参考記事
特定の遺伝子の発現は、より若々しい見た目の肌の鍵となるかもしれない
●ボストン・ベスイスラエル病院の研究者による報告

・加齢性の皮膚状態を検討する為、分子レベル、細胞レベル、組織レベルでの日光暴露下の肌サンプル(20〜74歳の白人女性対象)を用いて検討。研究の一部として、研究者らは年齢の割に若く見えると言われる女性の遺伝子発現パタンを検討した。

・結果、20代から70代での漸進的な肌の老化は酸化的ストレスやエネルギー代謝、物理的加齢、皮膚バリア機能などに関連していることが明らかとなった。
これらの変化は60代から70代にかけて加速するという。
 日光暴露下の皮膚と、日光の影響を予防した皮膚で比較すると、ある種の遺伝子的変化が光学的加齢性によって起こされている様子がわかったという。
→紫外線曝露が一般に言われているとおり皮膚の老化を促進してしまうということを確証。

・年齢の割に若く見えるといわれる女性の遺伝子発現パタンは、実際に若い年齢の女性の遺伝子発現に似ている状態が見られたという。
 年齢よりもずっと若く見える女性の皮膚は、ミトコンドリア構造と代謝性の遺伝子発現が皮膚組織全般に高く見られていて、この遺伝子発現は顔の皮下のバリア機能や真皮再生機能などにも関連していたという。
→この結果は、ある種の遺伝子発現が関連していて、皮膚が若く見えるのは、その皮膚自体が実際に若い皮膚と同様に機能しているからのようである。

研究者によれば、重要なことはどの遺伝子を持っているか、ということではなく、どの遺伝子がスイッチオフになったかということなのだという。
 色々な要素が肌の老化に関連している様なのだが、特定の遺伝子発現パタンが女性に見られる事が年齢に比べてより若く見えるようになるカギであると言う。
posted by ほのぼん at 07:45| Comment(0) | 病気予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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