進行した歯周病とがんとの関連についての研究のニュースです。
参考記事
重度の歯周病とがんリスクとの関連性は?
●タフツ大学等からの報告
・地域における動脈硬化リスク研究(Atherosclerosis Risk in Communities Study、ARIC研究)の一部として行なわれ1990年代後半から2012年までフォローアップされたメリーランド州、ミネソタ州、ミシシッピ州、ノースカロライナ州の7,466人を対象者として行なわれた総合歯科試験のデータを使用。
・その結果、ベースライン時、歯周病のない者、軽度の歯周病の者と比し、重篤な歯周病の者は、がん発症リスクが24パーセント増加した。
肺がんリスクが最も高く、次いで、結腸直腸がんであった。
・今回のデータは、歯周病の症例の決定として、自己申告ではなく、ARIC研究の一部として、歯科試験から決定されたという点で、歯肉病とがんリスクとの関連性についての先行研究と異なり、特に有用であるとのことである。
2018年01月23日
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