マウスを使って歯周病がアルツハイマー病の症状を悪化させる仕組みを調べた研究に関するニュースです。
参考記事
2018年1月5日 朝日新聞
歯周病で認知症悪化、仕組みを解明 脳の「ゴミ」増やす
●国立長寿医療研究センター、名古屋市立大学などの研究グループの研究
・アルツハイマー病を発症するマウスに歯周病菌を感染させて、歯周病ではないアルツハイマー病のマウスの脳と比較した。
・その結果、5週間後、歯周病のマウスでは記憶をつかさどる海馬でアミロイドβの量が約1.4倍に増えていた。さらに、記憶学習能力を調べる実験でも、歯周病のマウスでは認知機能が低下していたという。
・研究者によると、歯周病のマウスの脳内では、歯周病菌から出ている毒素や免疫細胞から出されるサイトカインが増えていたが、それらによってアミロイドβが増加したと考えられるという。
2018年02月09日
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